水防訓練に参加して

2022年6月5日

コロナ禍で来賓が参加できなかった水防訓練が坂下小学校で開催されました。地元住民の皆様が参加されての水防訓練は3年ぶりで、私も来賓として呼んでいただき久しぶりの参加でした。今回の目的はスローガンとして『守りたい人がいる、守りたいまちがある』を掲げ、水防団体の水防技術の向上と水防体制の充実、地区住民の水防災意識の高揚を目的に行われました。

 

水防団体による実践的な水防工法訓練として、釜段工法訓練、積土のう工法訓練、改良積土のう工法訓練が行われました。住民の皆様も参加して、住民による簡易的な水防工法訓練として、簡易水防工法訓練、積土のう工法訓練、土のう作成訓練、避難所設営訓練、冠水道路歩行体験などが行われ、暑い中、地域住民の皆様が協力して作業を行われていました。

 

体育館では防災用品や非常用備品の展示がされており、石黒市長や丹羽秀樹代議士と共に、見学しました。段ボール製の間仕切りやベッドがあり、実際に石黒市長が乗ってみえましたが、ビクともしない頑丈なベッドでした。非常用トイレ、日用品の紙おむつや手で磨く歯磨きシートなど、防災用品も進化し、災害がいつ起きてもいいようにしっかり準備されています。

 

もちろん、災害が起きないことが一番ですが、いざという時に備えて、我々一人ひとりが常に意識を持つこと、またご近所同士のコミュニケーションが大切と、市長からの講評がありました。令和3年3月末に春日井市は洪水ハザードマップを更新し、この坂下地区周辺の浸水予想範囲が広がったことから、地区住民に水防工法等を周知するために行われたとのことです。皆様、お疲れ様でした。